冬の駅前

冬にもうすでに歌いに行く気力が衰えてきている。
まだ歌いたい盛りの、とある冬の事を思い起こしてみよう

夕方から悴みながら歌い
スリーフィンガーなんてできないほど指の感覚もなくなる

しかし、ずっと聴き続けてくれる人たちが居る
帰るわけにもいかず延々と歌うのだが...

まず重宝したのは屋台のラーメン屋
姫路に住む人ならわかると思うが
駅前に毎日居てくれているラーメン屋がある

薄味であまり好みではないが冬にはありがたい
一杯500円のラーメンは決して安くはないが
よく食べた。
スープの全てを飲み干してしまう

そしてローソンのおでん
これまたスープまで飲む
具よりもスープだ

飲みさしの冷めたコーヒーが大量に並ぶ

一時期ある出来事のせいで夜中にローソンが閉まるという
しゃれにならない事があった

さておき、朝まで歌う事が多いのだが
朝4時ぐらいの寒さは冗談にはならない
外で寝る人が凍死するほどだ(←マジ死者存在)
公衆トイレに行くと中で毛布にくるまり眠る人に遭遇する
それぐらい寒い

勿論、そんな時間、我々の他に歌う人間など居ない
ある意味、異常であろう

仲間たちと踊ったり、はしゃいだりしながらしのいだ

いつも、人通りのある時間はその人通りのために歌い、
静まってから、知り合いたちだけの身内の騒ぎが始まっていた
今の...常に身内だけで騒ぐ歌い手たちが多い事が残念でならない

あの頃の面々はもういない
みな、どこへ行ったのだろうか...?

息災である事を祈る

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